PC-BSDをインストールしてみよう。

なんかemacsとかLaTeXなどなどを快適に使いたいのでPC-UNIX系の何かをデュアルブートで入れよう(もちろんデスクトップ用途で)と思った。VMwareVine入れて使ってるのですが、なんか狭くて窮屈だなあと。

結論から言えば、VMwarePC-BSDを入れてそれで満足しかけて、KDEがうざいのでFreeBSDにしましたよということで。

以下途中までは普通にPC-BSDインストール記録。
PC-BSDは「FreeBSDをベースになんかわかりやすいパッケージ作ろうぜ」ということで構築されてる、言わばBSDディストロ(?)さん。今の所上っ面以外はたぶんほとんどFreeBSDです。
FreeBSDは一時期使っていたのですが、なんかの最新版をportsで入れようとしたら芋蔓式に大量のライブラリとかもアップデートしなくちゃいけなくなって、なんかpatchがどうしたとかでmakeが失敗してhogeでhageで……
みたいなことになって辞めた。その後もう一度FreeBSDを入れようとしてみたこともあるが、インストールのあれこれの設定がしんどくて辞めたりしていた。FreeBSDってデスクトップ用途で使うもんじゃないのかなあと。
というわけでインストールするだけで「それなりの」設定がしてあっててhogeりやすい「デスクトップ用途ですよ僕」という触れ込みのPC-BSDをいじってみよう。

まずはインストールです。

PC-BSDのサイトからCD-1とCD-2を取ってきます。VMwareで使いたい人はVMware Imageをダウンロードすればいいと思います。でもVMware5で作ってるようで、それ以前のVMwareでは使えなかったので僕は使いませんでした。
CD-1だけでもPC-BSDのインストールはできますが、CD-2も使えばデスクトップがそれなりに日本語らしくなります。あと色々と大きい追加パッケージ(FirefoxとかOpenOfficeとか)なんかも入っているようです。
まあ細っかいことは置いといてとりあえずデフォルトでどうなるかインストールしてから考えてみましょう。下調べなんてしたくないからPC-BSDを入れるのですよ。

CD-1とCD-2を適当なソフトで焼いて、CD-1からCD-bootして最初のメニューから「インストールするよ」って感じの選択肢を選べばGUIのインスーラが起動しはじめます。

VMwareだったら「ゲストオペレーティングシステム」を「その他」の「FreeBSD」にして、あとは適当な設定にすれば大丈夫じゃないかなきっと。「VM->設定->CD->ISOイメージを使用」で、ダウンロードしたisoイメージを設定して起動すれば実機と同様インストールが始まります。
ディスクサイズ4Gくらいで十分かなーと思ったら、結構直ぐ無くなった。実は俺にはKDEとか必要無いから、削除できればいいんだけど。ターミナルとウィンドウ切り替えがスムーズにできるwmがあれば十分です。

http://fromto.cc/hosokawa/diary/2005/20050621-home/index.html
今のPC-BSDは1.2なのでリンク先はちょっと古いのですが、絵的にはこんな感じです。今はインストーラも日本語。インストーラGUIかつ詳細とか聞かずに適当に設定してインストールしてくれるので楽チンです。予備知識無しでFreeBSDとか入れようとすると辛いですが、こっちはいけそうですね。
言われるがままにクリックしていって、「CD-2を入れろ」とか言われたらCDを換えて、そのうちインストールが終わります。そうしたら再起動。しばらく待つと……一瞬ださいグレイスケールの背景が出て萎えたけど、直ぐにカッコイイ背景が設定されてKDEが起動し始めたよ。

まず初めに、俺はビープ音を聞くと自分が悪いことをしてる気がして嫌になってしまうので、消しましょう。正直ハードウェア的にビープ音を出してる機構を壊してやりてえとか、しょっちゅう思いますけど、それはひどい。
「設定->サウンド&マルチメディア->システムベル」で「システム通知の代りにシステムベルを使う」にチェックを入れて、音量を0%にしてみます。消えたっぽいです。とりあえず良し。

とりあえず色々入れたい。zshとかktermとか。PC-BSDではPBIというパッケージを使ってパッケージ管理しようぜと言ってるけどzshのPBIが無かったり(ちゃんと探してないけど)、まだあんまり多くないようなのでportsから色々入れることにする。
っていうかPBIの使い方がまったくわからないから避けてみただけ。portsの使い方もわからない人はPBI使った方が楽なのかも。

とりあえずPC-BSDには、まずportsが入っていないので用意しなければ。*BSDports管理はCVSupが長いこと使われてきたそうですが、なんか最近人気らしいportsnapを使ってportsを入れてみることにする。PC-BSD 1.2はFreeBSD 6.1ベースなので標準ツールとしてportsnapが入っています。

KDEさんも親切だから、どこかにはGUIでうまいことやってくれるメニューが隠れているのでしょうが、めんどくさいのでコンソールを開きます。

%su
# portsnap fetch && portsnap extract && portsnap update

これでportsの最新ツリーが入りました。後は/usr/ports以下でほげほげするだけで色々入ってくれます。

# cd /usr/ports/shells/zsh
# make
# make install
# cd /usr/ports/japanese/ddskk
# make
# make install
...

とかまあ色々やりまして。

scim-skk」のmakeでこけた。gtk20が入れられなかったらしい。

とのこと。cairoとglibが古い。……「glib」? makeしたくないからパス!

VMwareで使ってるのでとりあえずVMware Toolを入れる。VMware4ではXにXFree86が使われてることを想定したVMware Toolが用意されていますので、Xorg用に書き換えて入れてみましょう。
http://www.c.csce.kyushu-u.ac.jp/kb/wiki/index.php?VMWare%2FVine%20Linux%203.0%2FVMWare%20Tools
こちらのサイトのパッチは一応Vine用とのことですが、そのまま当てれた。

さて試してみよう……
としてXを落とそうとかしたりKDEも消したりしなきゃとか「あ、もうめんどくせえからFreeBSDいれよう」と思いました。なんとも時間使いまくっちゃって後悔ですね。

追記

Windowsでビープ音が鳴らないようにできる。
http://www.itmedia.co.jp/help/tips/windows/w0477.html
こう設定しておけば、VMwareの中のOSもビープ音を鳴らさないかな。

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